「TOEIC TEST 模試特急 新形式対策」を解いた感想
ついに出ました森田鉄也さんの「TOEIC TEST 模試特急 新形式対策」
結論から言うと、「MUST BUY」の模試です!
私のTOEIC教室でも教材として使わせていただきたいと思います。
新形式対応の公式問題集を解かれていない方は、ぜひそちらを先にやっていただき、それからこの「模試特急」をやられる事をお勧めします。
★これから解くという方も多いと思いますので、「こういうトピックがあった」という言及は避けます。
あくまでも模試を解いてみた感想です。
<正解数>
リスニング:98問/100問
※不正解は2問ともPart 3でマークシートの転記ミス!
頭では分かってるのに…
問題を解いている最中はしっかりと指で選択肢の正解箇所を押さえているのに…
なぜか違う箇所をマークしてしまう…
模試ではよくやります…
悲しいかな、これも実力。
反省、反省…
リーディング:99問/100問
※不正解はPart 5の簡単な問題のケアレスミス1問。
ミスがなければ…
TOEICもスポーツと同じで、「たら・れば」を言い始めたらきりがありませんね〜
<時間>
5分余り
※公式問題集のTEST 1&2をやった後だったので、各セクションのタイムマネジメントは予定どおりできました。
リーディングセクションの各パートに要した時間は次のとおり
・Part 5 = 6分
・Part 6 = 7分
・Part 7:
シングルパッセージ = 22分
ダブルパッセージ = 12分
トリプルパッセージ = 23分
見直し5分
Part 5 & 6でどれだけ「時間貯金」できるか。
TOEIC攻略のポイントはここです!
<パート1&2>
いつも通りのモリテツさんのクオリティです。
「うんうん、こういう音のひっかけ良くでるよね〜」
というTOEICerならクスっと笑うミスリードがしっかりと入っています。
<パート3&4>
(従来形式)
会話文と選択肢の間で変にひねりを入れた言い換えもなく、選択肢の長さも「本番レベル」に忠実です。
次の行動を問う問題での早とちりを誘うタイプも「あー、こんなので前も試験中焦ってマーク塗り直したなぁ〜」てのも出てて改めて再現能力の高さに感激!
(新形式)
・図表問題は多分これくらいのレベルになるのではないかと僕も予想します。
・What does the woman mean when she says, "XXX"?
の「話者の発言の意図を聞くQ」はXXXの部分が若干簡単だった気がします。
とはいえ、このQは選択肢が長くなるため多少焦ります。
ちなみに、先ほど書いたマークシート転記ミスの2つは両方ともこの問題でした(笑)
・3名の会話は公式問題集もそうだったんですが、中上級レベルの方であれば特に構えることはなさそうです。
<パート5>
新形式パート5は「従来形式以上に基礎さえ押さえておけば簡単な問題が多い」
気がします。
(個人的には問題数が減ったことで文脈タイプの接続詞、前置詞、代名詞の出題はパート6がメインとなり、パート5での出題は減ると予測)
僕は当初の目標タイムを7分に設定していたのですが、公式問題集を解いた後で6分に軌道修正しました。
多分、問題作成者のETSが言い張る、
「問題のレベルは従来形式と変わらない」
ってのは、パート3やパート7は大変になるけど、パート5のレベルを若干落とすことで全体を通して難易度のバランスを取っていますよ、ってことなのかな。
(あくまでも個人的感想です)
こればかりは、今後新形式の試験を受け続けて確証を得るしか無さそうです。
<パート6>
(従来形式)
独立タイプ、文脈タイプがバランス良く出題されるという傾向がしっかりと抑えられています。
変に難しすぎる問題もありませんでした。
極めて本番レベル。
(新形式)
文挿入は
「前後の文脈さえしっかりと抑えればまったく怖くありません」
接続副詞がヒントになる、という今後の公開試験でも必ず解答のポイントになるであろう点もしっかりと盛り込まれています。
<パート7>
(従来形式)
これまた「よく出るなぁ〜」という文書タイプ、設問タイプ、そして絶妙な選択肢の言い換え。
(新形式)
・トリプルパッセージは解いてて本当に楽しかったです。
今後もきっとこんな感じの問題が良く出るんだろうな。
・文挿入も落ち着いて空欄前後の流れを掴めば解ける、というのは公式問題集同様でした。
(必ずヒントがあります)
(パート7全体)
・増加傾向にある「情報分散タイプ」のQも丁度良いバランスで出題されていました。
・これまた、ここ数年アホみたいに増殖してきたINDICATEタイプもしっかりと傾向を押さえてあります。
<全体>
問題作成はもちろんなのですが、今回はネイティブのKarl Rosvoldさんの英文の質が素晴らしかったと感じました。
「特急シリーズ」でおなじみのDaniel Warrinerさんやアルクの教材でよく目にするRoss Tullochさんの英文は昔から信頼を置いてきたのですが、今回のKarlさんの英文も本番レベルの質として今後も教材選びのポイントとさせて頂きたいと思います。
今月、来月とキム・テギュン、濱崎潤之助さん、と名だたる有名講師の方々の模試本が出版されます。
新作ゲームの発売を待つゲーマーのごとく、TOEICerの僕は「新作模試本」の発売日が楽しみで仕方ありません。
次回はヒロ前田先生&テッド寺倉先生の「非公式問題集」の感想を書いてみようと思います。
こちらも期待度120%です!
ただ、「BEYOND990超上級リーディング」以来のタッグということを考えると、本試験より若干難しめなのかな、というのが解く前の予想です。
ではまた。
Ciao!
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