映画「ホース・ソルジャー (12 Strong)」感想 & 予告編で英会話
映画「ホース・ソルジャー (12 Strong)」 (2018)
あらすじ
アメリカ同時多発テロ事件の直後、ミッチ・ネルソン大尉は12名の精鋭部隊を率いてアフガニスタンへ乗り込むことに。彼らの任務は反タリバンのドスタム将軍と協力し、タリバンの拠点を制圧することであった。
予告編 (日本語版)
感想
主演は「マイティ・ソー」、「アベンジャーズ」でソーを演じるクリス・ヘムズワース。
そして制作総指揮は「ブラックホーク・ダウン」、「パイレーツ・オブ・カリビアン」のジェリー・ブラッカイマー。
タイトル&予告編から、映画を観る前は「どんな戦術で12名の騎馬兵が5万のタリバン兵士と戦ったんだろう?」とワクワクしてましたが、実際の攻撃の大部分は空爆です。
もちろん、最後のシーンでは予告編にあるように騎馬兵として敵と戦うのですが、メインのタクティクスではありません。
なので邦題で「ホース・ソルジャー」とするのは正直どうかな、って感じ。
(原題は 12 Strong)
勘違いしないでいただきたいのは、ストーリーそのものは悪くないってこと。
9.11同時多発テロを題材にした映画はどれも心打たれる物がありますし、今回も内容的には悪くはなかった。
兵士を送り出す家族の気持ちは痛いほど伝わってくるし、訓練でしか隊を率いたことがないネルソン大尉が実戦で統率力を発揮する姿は見ていて気持ちよかったです。
映像もさすがブラッカイマー制作だけあって、空爆を含む戦闘シーンは圧巻です。
でもやっぱり「5万人の敵と戦ったホース・ソルジャー(騎馬兵)」の映画じゃないなぁ・・・
あくまでもこの映画のポイントは、ODA595 という極秘任務チームの12名の兵士が、タリバンの拠点を制圧するうえで、いかにして敵を恐れず戦ったということであり、「騎馬兵」として拠点を制圧したというところではない気がします。
しかし、ウィリアム・フィクナーの大佐役はカッコよかったなぁ。
かなり貫禄が出てきた。
もちろん、クリス・ヘムズワースもカッコよかったです。
女性ファンは必見ですね。
オススメ度
★★★☆☆
良くも悪くもジェリー・ブラッカイマーの作品です。
戦闘シーンは迫力満点なのでぜひ映画館で!
英語版予告編で英会話 (海外版)
英語リスニングレベルは難しめです
①リスニングチャレンジ
②オリジナル日本語訳&英語セリフ解説
今回はYoutube の字幕が自動生成であまり精度がよくないので、聞き取れる限りの英文を書き起こしたものを併記しておきます。
※日本語訳は逐語訳 or 意訳です。字幕ルールは無視してます。
<0:11>
The most important thing a man can take into a combat is a reason why.
戦争を始めるうえで重要なのは
"大義"だ
→ take into (〜を考慮する)
<0:19>
You're in this fight boys. You mark my words.
戦地に赴くことになった
いいな
→ mark my words
「わかったな」、とか「いいな」といったニュアンスで使います。
<0:26>
19 men attacked our country. 12 of you will be the first ones to fight back.
アメリカは わずか19名に攻撃された
今度は12名の精鋭部隊が仕返しをする番だ
<0:31>
Thus we're going in.
我々が行くことになった
→ thus (このようにして)
<0:38>
You know I love you right? I would be remiss if I would not say it to you.
愛してる
もし言っておかないと 後悔すると思ってね
→ remiss は「怠けている」という意味ですが、ここでは I would be sorry (後悔する)
の意味が強いですね。
<0:41>
Even in success, the odds of you coming home ...
もし作戦に成功したとしても
家に帰れる可能性は...
→ odds (可能性)
chances are ... という言い方もあります
<0:46>
100% sir. We're coming home.
もちろん100%です
必ず帰還します
<0:52>
Why is men follow you?
なぜ彼らは君に従うんだ?
→正しい文は Why does the man follow you? ですね
<0:54>
You'd take me to Taliban, I'll show you.
タリバンに連れて行ってくれたら
理由を教えますよ
<0:56>
Okay. We'll take horses.
馬に乗るぞ
<0:58>
He's serious?
マジ?
<0:59>
Alright, who's ridden before? Anyone?
乗ったことあるやついるか?
<1:00>
~, spring break, just pretty hammered.
春休みに一度
酔っ払った勢いで
<1:05>
Hey this will be fun.
面白くなりそうだ
<1:10>
50,000 al-Qaeda fighters.
5万のアルカイダ兵に対して
<1:12>
You're just an army of dwarfs.
君らはわずかの兵士
→ dwarf (小人)
<1:15>
We've just been handed the most important mission in the free world.
自由世界において
最も重要な任務を任されたんだ
<1:22>
Hold on. Our boys are gonna ride into a battle on horse back?
ちょっと待て
馬に乗って戦場に赴くつもりか?
<1:27>
Chances are we're not gonna make it out of this one.
今回ばかりは 分が悪いかもな
→ make it out of X alive で「生きて生還する」
今回は alive は省略されています。
<1:30>
If we quit now, what happend back home is gonna happen again and again.
もしここで引き上げれば
アメリカで起きたことが繰り返される
<1:37>
Each of you gotta make this decision.
自分で決めてくれ
<1:41>
Nothing I'd rather do.
俺がやる
<1:42>
I'm in.
俺もだ
<1:43>
Thought you never asked.
ようやく聞いてくれた
→直訳:聞いてくれないと思ったよ
<1:52>
Where the hell did those come from?
どこから来たんだ?
<1:55>
Take out biggest guns first.
デカい銃器から片付けろ
<1:59>
I have a biggest gun Cap.
デカい銃なら俺が持ってますよ
大尉
→ 多分下ネタ(一番デカい銃 = ナニ)なら俺のだよ
→ Cap. は Captain の略
<2:01>
The only way home is winning.
帰りたければ勝つのみ
<2:10>
This is from the towers. You'd carry that with you.
世界貿易センタービルの瓦礫から見つかった
持ってけ
→ towers は世界貿易センタービル (twin towers)のこと。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
では。
Ciao!
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