friggin’(放送禁止?OK?)
アメリカのテレビでの放送禁止用語について
かなり前のブログで紹介した映画「ザ・ロック」でのニコラス・ケイジのセリフ
Cut me some friggin’ slack!
でも使われてた、
friggin’(発音:ふりぎん)
これは f**kin’ の婉曲表現(=汚い表現とされないもの)で
どちらも日本語でいう「超~」にあたります。
friggin は f**kin’ と比較的音が似てることから使われるようになったらしいです。
ふぁ%#ん、ふぁ%#ん、ふぁ%#ん、ふりぎん…。うーん、似てる???
ま、いっか…
映画では問題ないですが、ドキュメンタリーやニュースのインタビューとかだと、f**kin’ にはピー音が確実に入ります。
f**kin’ にはピー音が入るのに、friggin’ は放送コードに厳しいドキュメンタリーでもピー音は入らない。
使用例:
My gosh! It’s friggin’ cold.
(発音:まぃ・がっしゅ!いっつ・ふりぎん・こーるど!)
日本語:クソ寒ぃ!
Hey, look! She’s friggin’ hot!
(発音:へい、るっく!しず・ふりぎん・ほぁっと!)
日本語:見ろよ。マジいい女じゃん!
こんな感じで映画やドラマでよく耳にします。
ちなみに蛇足ですが、以前ボイスオーバー翻訳を担当したドキュメンタリーで、
約1分間 f**k! と S**t! のオンパレードで、
ほぼピー音しか聞こえなかったっていうのもありました。
もうセリフは覚えてないけど、こんな感じ。
英語:
男1:F**k (ピー) you, man. You son-of-a-b**ch (ピー)! Next time you s**tin’ (ピー)me.
Gonna put this mother-f**kin’ (ピー) finger into your goddamn f**kin’ (ピー) a*s (ピー)-hole!
男2:Jesus f**kin’ (ピー) Christ! Eat your sh**t (ピー), man! F**k (ピー) it!
ちょっと残念な感じのアメリカ人の男2人が、ただただ罵り合っていました…
これをもし、ピーの部分を「ピー音」処理してそのまま日本語訳するとこうなります。
日本語:
男1「うるせー、この(ピー)野郎、今度(ピー)しやがったら、てめえのその汚え(ピー)に指を(ピーーーーー)」
男2「ざけんな。(ピー)してやんぞ、この(ピーーーー)」
何言ってるか分かりません…(泣)
なので、吹き替えやボイスオーバー翻訳ではピーを使わなくて済むように、セリフを作る必要があります。
結構大変なんです…
では。 Ciao!
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