Cut me some slack! (映画「ザ・ロック」より)
今日は一番好きな映画「ザ・ロック」(1996)の、一番好きなシーンのセリフです。
テロリストに占拠されたサンフランシスコ、アルカトラズ島の刑務所、通称「ザ・ロック」。
刑務所内に配備されたロケットからVXガスを回収すべく任務にあたるFBIの化学兵器スペシャリスト、グッドスピード(ニコラス・ケイジ)は、
全神経を集中させ、ガスの容器を取り出そうとするが、目の前のテロリストのグロい死体が気になり作業ができない。
しかし、一緒に行動するアルカトラズ脱獄者のメイソン(ショーン・コネリー)は「そんな事をいちいち気にするな」と突っぱねる。
そんなメイソンに対してグッドスピードが言ったセリフの一部がこちら、
I’m just a bio-chemist.
日本語:俺はただの化学屋なんだ。
Cut me some friggin’ slack!
日本語:少しくらい同情して(大目にみて)くれてもいいだろ!
(発音:か・み・さ・ふりぎん・すれぁっく)
slack は「一休み」とかそんな意味の単語。
これもやはり直訳では理解できない表現ですね。
friggin’ は f*ck と同じ。
映画の舞台になったサンフランシスコのアルカトラズ島の刑務所は、
連邦刑務所として開設された1934年から1963年に閉鎖されるまで、実際に凶悪犯罪者を収監していました。
いろいろな映画でもよく扱われる有名なマフィアのボス、アル・カポネやマシンガン・ケリーなども実際にここで服役していたそうです。
この刑務所、今では観光スポットとして観光客に開放されています。
サンフランシスコに旅行に行ったとき、僕も実際にこの刑務所を訪れました。
もちろん映画で出てきた刑務所内のシーンはセットなので、実物とは違っていましたけどね。
フェリーからアルカトラズ島
映画冒頭のシーン同様、観光客がフェリーから降りて刑務所へと進みます
観光以外ではぜったいに入りたくないですね…
実際に中に入ることもできたりします
悪いやつら
(あ、上の写真は悪いやつじゃなくて僕です…)
アル・カポネにマシンガン・ケリー、映画でよく耳にする実在するマフィアがここに収監されてたと思うと、背筋がゾゾっとなります・・・
アル・カポネが入ってた独房
シャワールーム
映画のシーンで海兵隊とテロリストが撃ち合いになるシーンがあったのですが、撮影用セットと全然違ってて、ちょっとショックでした
何度見てもおどろおどろしい刑務所です
最後に、アルカトラズ島ではないけど、映画の最初の辺でショーン・コネリー演じるメイソンが長年会っていない娘と再会するシーンで使われていたロケ現場。
この映画を代表する有名なシーンですね。
Palace of fine arts (パレス・オブ・ファイン・アーツ)といって、博物館やらいろんなものがあります。
ギリシャ様式の建物がマジでカッコよかったです。
うーん、またサンフランシスコに行きたくなってきたぁ~。
もし今度行かれる予定のあるかたは、ぜひアルカトラズ島へ行ってみてくださいね。
では。