1日1題 TOEIC Part 5 (#6)
1日1題 TOEIC Part 5 (#6)
本日の Part 5 の問題
No. 6
________ about the actual cost of the product have delayed the launch of the production line.
(A) Additions
(B) Manners
(C) Materials
(D) Concerns
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《解説》
名詞語彙問題
語彙問題を解く際、1つ1つ選択肢を入れ最後まで読み、正解選択肢を検証している方がほとんどではないでしょうか。
Additions about ... (製品の実際のコストについての“追加”で立ち上げが遅れた) ⇒「うーん、良さそうだよな」
Manners about ... (製品の実際のコストについての“方法” で立ち上げが遅れた) ⇒「何かヘンかな」
Materials about ... (製品の実際のコストについての“材料” で立ち上げが遅れた) ⇒「ぜったいヘンだな」
Concerns about ... (製品の実際のコストについての“懸念” で立ち上げが遅れた) ⇒「良さそうだな」
「製品の実質的コストにおける懸念により生産ライン立ち上げは遅れた」
という文脈に合致するため (D) が良さそう。
もちろん、選択肢すべての意味をしっていればこれで正解はできます。
しかし、すべての選択肢を入れて1文1文検証していると、間違いなく時間をロスしてしまいます。
たとえ (B)、(C)が絶対ヘンだな、と思って2択にできたとしても、 (A)と(D) という2つの選択肢を入れた2パターンの文を検証しないといけなくなるため、時間はかかります。
では、私はどうやって解いているのかというと…
選択肢を (A) から順に見ていった時、空欄後にある about とよく組み合わさるパターンとして concern が目に飛び込んできます。
concern about ~(〜に関する懸念)という形でTOEICではよく使われるので、選択肢 (D) に「正解のニオイ」を感じ取ります。
実際これを入れると上述のとおりの文脈が成立するため (D) をマーク。
試験では (A)、(B)、(C) の選択肢の「検証」は行いません。
そのため7〜8秒で解答はできます。
これは concern about というセットを知っているからこそ使えるテクニック。
日頃から英文を音読していると、本番で「あ、この組み合わせ見たことあるな(聞いたことあるな)」といった感じで正解のニオイを嗅ぎ取ることが可能になります。
「concern(懸念)、concern (懸念)、concern (懸念)・・・」
と単語単体で覚えていてはいつまでたってもパート5の語彙問題に強くなることはありません。
名詞
⇒どのような動詞の目的語とセットになるか、どのような前置詞とセットになるか
(コロケーション)
動詞
⇒どのような名詞を目的語として取るか(コロケーション)、また自動詞か他動詞か(語法)
形容詞
⇒限定用法で使われるのか、叙述用法で使われるのか(語法)
副詞
⇒どのような動詞・副詞・形容詞とセットになるか(コロケーション)
語彙問題に強くなるには、単に単語の意味を覚えるだけでなく、これらの知識を得ることで「時短解答」が可能になります。
では。
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